2019年10月2日のzip!で、正しいお米の炊き方を特集していました。
特にお米のとぎ方なんて、それぞれの家庭で全然違っていましたね。
今回は正しいお米のとぎ方や炊き方、冷凍保存方法をご紹介します!
プロが教える正しいお米のとぎ方
教えてくれるのは、東京目黒にあるスズノブのお米のプロ、西島豊造さんです。
3人の主婦がそれぞれ自分のお米のとぎ方を教えてくれましたが、10回だったり100回だったりとバラバラでした。
正しいお米のとぎ方のポイントは、一番最初に使う水になります。
お米は生きているので、水をすぐに吸ってしまいます。
そこで、一番最初に使う水は、ミネラルウォーターか浄水にしましょう。
吸った水はもう出ないので、最初の水がお米の甘みや粘りになります。
そのあとは水道水で大丈夫です。
順番としては下記になりますので、参考にしてください!
水が薄く濁っている状態になってほぼ透明になったらOKです。
とぎ方は指の先を使って軽く回す感じです。
時々、思い切り力を入れてぐっぐっとといでいる方がいますが、あれだと完全にお米のおいしさをはぎ取っている形になりますので、軽くといでくださいね。
これから寒くなる季節は冷たい水がきついですよね。
必ずしも手でとぐ必要もないので、洗米器などの便利な道具を使ってお米をといでくださいね。
ちなみに、お湯でとぐとお米の甘味が減っておいしくなくなるみたいなので、水でといでくださいね。
お米の正しい保管方法
お米をとぐ前に、お米の正しい保管方法も紹介しておきますね。
お米は、冷蔵庫に保管しましょう。
保存袋に入れて冷蔵庫で保存しておくと、お米が冷えて縮むので、お米の表面が小さくなります。
すると、周りに汚れが浮いてくるので、汚れが取れやすくなるんです。
プロが教える正しいお米の炊き方や浸水時間
ここから家電のプロ、神原サリーさんも参戦して教えてくれます。
お米を炊くときに悩むのが、浸水時間ですよね。
お米を買った時の袋の後ろに書いてありますが、実際生活してるときっちり浸水時間を用意するのが大変です…
実は、正しい浸水時間は…ゼロ分!必要ないんです!
炊飯プログラムの中に、浸水時間は入っているんです!
さらに、蒸らし時間も入っているので、こちらもわざわざ考える必要はないんですね。
炊飯器でお米を炊く時に大事なのは、内釜の底を拭くことなんです。
内釜の水気をしっかり拭かないと、下の温度センサーが働かないんです。
内釜の底がぬれていると温度変化が分からないので、美味しく炊けないんですね。
そして炊きあがったあとに大切なのが、ほぐしです!
ほぐしをしないと、せっかくおいしく炊けたお米が台無しになってしまうんです。
正しいほぐし方は以下になります。
➁一片ずつ返す。
➂切るようにほぐす。
これで弾力がしっかりある美味しいごはんになりますよ。
炊いたご飯の冷凍保存方法
最後は冷凍保存アドバイザー西川剛史さんに教えてもらいます。
ご飯を冷凍するときあたたかいままにするか冷めてからにするか、ふんわりラップするかしっかりラップするか悩みますよね。
炊いたご飯をおいしく冷凍保存するには、元の状態をキープする事が大事です。
つまり、炊き立てをすぐにラップで包むことが必要なんです!
そして、ふんわり包む事で、電子レンジで解凍した際にごはんが硬くなりにくいんです。
ちなみに解凍の目安は、茶碗一杯分の約150gを600Wで約3分になります。
さいごに
おさらいしますと、とぎ方はまず最初にミネラルウォーターか浄水を使うこと、強くとがないことがポイントです。
最初に浄水につけて水道水を使った後に20回とぎ、そのあと水道水二回、10回といで水道水二回でとぐのは終了です。
浸水時間は0分、冷凍保存方法は温かいたきたてをふんわりラップしてください。
うちでは浸水時間を30分はとっていたり、冷ましてから冷凍保存したりと、かなり間違っていたので衝撃でした。
みなさんも正しいお米の炊き方を知って、おいしくご飯を食べてくださいね。