2020年7月13日のzip!で、傷みやすいおかずとご飯を調査していましたね。
お弁当に入れると腐るのが怖い季節ですが、どうして傷みやすいのか、どうすれば傷みにくくなるのか分かっていれば対策がとれますよ。
さっそくご紹介します。
パスタや味噌汁などの傷みやすいおかず特集はこちら↓
唐揚げ・ハンバーグ・生姜焼きのお肉おかずで傷みやすいのは?対策も!
人気のお肉おかずであるからあげ・ハンバーグ・生姜焼きの3つの中から一番傷みやすいのはどれでしょうか?
この中で一番傷みやすいのは、ハンバーグなんです!
理由は2つ。
1つ目は、ハンバーグは厚みがあるから、加熱が均等にならず不十分になりがちなんです。
2つ目は、肉汁(水分)が多いんです。
少しでもハンバーグを傷みにくくする対策をご紹介しますね。
まずは、薄めに作ること。
薄く作って焼けば、火が通りやすくなります。
次は、お酢を加えること。
酢をひき肉にかけてから混ぜると、殺菌効果が肉汁に広がるので、傷みにくくなるんですよ。
ハンバーグ一個につきお酢大さじ1を目安にしてくださいね。
焼くと酸味がやわらぐので、お酢の味はそんなに気になりませんよ。
なんと、お酢を混ぜたハンバーグは、10時間も長持ちします。
今の時期は傷みやすいから、ハンバーグを入れるならお酢を入れたほうがよさそうですね。
コロッケ・ポテトサラダ・肉じゃがで傷みやすいのは?対策も!
お次はポテト部門のおかず3つの中から一番傷みやすいものを紹介します。
一番傷みやすいのは、ポテトサラダなんです!
理由は、きゅうりの水分なんです。
きゅうりは約95%が水分なので、水分がポテトサラダを傷みやすくしてしまうんですね。
なんと、きゅうりを抜くと菌が700分の1に減るんですよ!
お弁当などに入れるポテトサラダは、きゅうりを抜いた方がいいかもしれませんね。
二番目に傷みやすいのは、肉じゃがでした。
こちらもやはり水分が原因です。
肉じゃがの傷み対策には、カップの底にカツオ節を入れるといいですよ。
カップに直接入れると、水分と接する部分が多いので、菌が繁殖しやすくなります。
しかし、カツオ節を入れれば、水分と接する部分が減るので菌の繁殖が抑えられるんです!
簡単な対策で傷みにくくなるのは嬉しいですね。
白米・チャーハン・炊き込みご飯で傷みやすいのは?対策も!
最後はご飯部門です。
ご飯の傷みやすさはなかなか予想がつけづらいですね。
こちらは、チャーハンが一番傷みやすいんです。
理由は、色々な具材が入っているから。
それぞれの具材から出た水分で、菌が増殖しちゃうんですね。
チャーハンを長持ちさせる対策は、具材にちょっとした工夫をすること。
まず、ネギや玉ねぎはそのまま炒めるのではなく、電子レンジで水分を軽く飛ばしてから炒めてください。
また、ミックスベジタブルは凍ったままだと中まで火が通りにくいです。
ミックスベジタブルからは時間が立つと水分が出てきてしまうので、こちらも電子レンジで加熱してからフライパンに入れましょう。
二番目に傷みやすかったのは、炊き込みご飯でした。
炊き込みご飯を長持ちさせる方法もご紹介します。
こちらは、すりおろした生姜小さじ1を入れて炊くだけ。
簡単なのでぜひやってみてくださいね。
さいごに
ちなみに、今回の調査では28度で6時間後の菌の数を調査しました。
食あたりの可能性があるのは、菌が10万個以上と言われています。
ハンバーグは120個・ポテトサラダは14000個・チャーハンは6000個ど、10万個には程遠い数でした。
そのため、6時間後くらいまでは大丈夫そうです。
ただ、今の時期はなるべく早く食べるのがおすすめですよ。
気温によっては傷むスピードも変わって来ますし、今回の対策に加えて、保冷剤など他の対策も充分行ってくださいね。