2020年7月7日のzip!で、コロナ太り対策にも使える、錯視を利用した着痩せコーデ術がやっていましたね。
錯視を利用しているので理屈がわかってなるほど~!の連発でした。
たとえば、シャツとスカートの組み合わせでも、シャツを出すより入れた方が足が長く見えるんですよ。
さっそくご紹介します!
下半身や太ももが痩せて見える着痩せコーデ
まずは、コロナ太りで下半身や太ももにお悩みの方から。
こちらはシリンダー錯視を利用します。
シリンダー錯視とは、円柱の側面の部分を徐々に暗くすると円柱が細く見える錯視です。
単色よりも、内側の方が明るい方がいいんですね。
これをコーデに当てはめると、色落ちしたデニムがぴったり。
同じスキニーデニムを履いても、単色よりも色落ちして中心部分が薄くなったデニムのほうが足が細く見えるんですよ。
さっそく脚長テクとして使ってみてください。
さらに靴と上着にも工夫すると脚長効果がアップ!
先が尖ったポインテッドトゥパンプスと、レースガウンを羽織ってよりスリムな印象に!
シリンダー錯視を中心に、色々組み合わせてみてくださいね。
二の腕と上半身の着痩せコーデ術
続いては、二の腕や上半身などがぽっちゃりして気になるという方。
こちらは、ミュラー・リヤー錯視を利用します。
ミュラー・リヤー錯視とは、同じ長さの棒にV字をつけると、長さが異なって見えるもの。
図に書いた方が分かりやすいんですが、↓こんな感じです。
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外向きのV字形で挟まれたものの方が、内向きV字よりも細長く見えます。
これを利用し、まずは首周り(胸元)がすっきりと広いトップスを着てみましょう。
このとき、バッグコンシャスで背中にも気を使うと華奢に見えてトレンドも取り入れられますよ。
そしてもうひとつ、ボールドウィン錯視も使います。
ボールドウィン錯視とは、同じ長さの線があるとき、大きいもので挟まれた線は短く、小さいもので挟まれた線は長く見えるものです。
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そこで、袖口にも注目。
袖口が広がったものを切れば、二の腕が細く見えますよ。
顔が太ってふっくらしている時の対策法
お次は、丸顔で悩んでいたり、顔が太ってしまった方への対策法です。
エビングハウス錯視をつかって、小顔を目指しますよ。
エビングハウス錯視とは、周りに大きいものがあるときは小さく見え、小さいものがあるときは大きく見える錯視。
顔を小さく見せるのにとっておきのアイテムは、つばが大きい帽子です。
さらに、大きめのイヤリングもつければ、丸顔の方でもシュッとした顔に見えますよ。
思い切って大ぶりのサイズを用意してみてくださいね。
マスクで顔が大きく見える時の対処法
コロナ対策はもちろん、インフルエンザが流行りそうな季節にも役立つ錯視コーデです。
マスクをすると顔が大きく見えがちですが、気になったらマスクの柄を工夫してみましょう。
こちらは、エコー錯視の一種になります。
エコー錯視とは、ある部分の印象が他の部分にも影響して見える錯視。
つまり、マスクの柄が小さいときには、顔も小さく見えるんです。
マスクの柄は大きいものより、細かくて小さいものを選んでみてくださいね。
さらに、全身のコーデも利用して小顔に見せましょう。
同系色だと全身がすっきりして見える、ゲシュタルト群化を利用します。
上下ばらばらの色ではなく、黒や青など全身の色を統一させることで、細く見せることができますよ。
柄入りマスクを持っていない方は、マスクも含めて同じ色のコーデにすれば統一感アップ。
ぜひやってみてくださいね。
さいごに
そんなに難しくない上に、錯視という科学的な根拠で着痩せできるので、納得感がすごいですね。
逆に知らないままだと、損しちゃいそうです。
今回錯視コーデを教えていただいた森川和則教授は、錯視を使った着こなしの本まで出しています。
せっかく買ったお気に入りの服、着こなしのせいでマイナスイメージになっているかも?
もっと錯視コーデについて知りたい方は、チェックしてみてくださいね。