2020年7月20日のzip!で、傷みやすいおかず第二弾2020が特集されていましたね。
今回は、パスタなどの麺類、味噌汁などのスープ系、厚焼きなどのたまごサンドの3種類でした。
冷蔵庫で一日保存した場合、どれが一番傷みやすいのでしょうか?
さっそくまとめてみました。
ちなみに、2020年7月13日のzip!で放送した、ポテサラやハンバーグの回はこちら↓
パスタ、そうめん、そばで一番傷みやすい麺は?
麺をゆでたら、余ってしまうことありますよね?
食べなかった麺を冷蔵庫で一日保存した場合、一番傷みやすいのはどれなのでしょうか?
パスタ・そうめん・そばの中で一番痛みやすいのは…パスタなんです!
冷蔵庫8度設定として、24時間保存した場合、食あたりの可能性がある危険レベルまで菌が検出されました…!
そうめんやそばは水で洗ったり、冷やすことが多いですよね。
パスタが一番傷みやすい理由は、お湯を切ってから、そのまま粗熱をとっただけの状態だからなんです。
菌が増えやすい温度は、50度~10度の間。
常温だと菌が発生しやすい温度に長い時間さらされてしまうんですよ。
パスタを長持ちさせる方法は、そうめんやそばと同じように流水でしっかり冷やして洗うこと。
余って保存する場合は、冷たい水でいっきに冷やしてから冷蔵庫に入れてくださいね。
味噌汁・コーンスープ・ミネストローネで一番傷みやすいのは?
続いてはスープ部門です。
豆腐とわかめのお味噌汁・牛乳を使ったコーンスープ・お肉などを入れた具だくさんミネストローネでは、どれが1番傷みやすいのでしょうか?
冷蔵庫で一日保存した場合、1番痛みやすいのはお味噌汁です!
二番目がコーンスープ、三番目がミネストローネでした。
冷蔵庫で24時間保存したみそ汁は、食あたり危険レベルですよ…!
豆腐とわかめはもともとアシが早い食材で、みそにも原因があるんです。
みそ自体は保存食として成り立つほど傷みにくい食材なんです。
しかし、味噌汁のように味噌を溶いて薄めると、塩分濃度が下がって痛みやすくなってしまうんです。
みその栄養が菌にとって、増えるために使われてしまうんですね…
味噌汁を長持ちさせるには、味噌汁にさらに小さじ1のみそを加えて、濃いめの味噌汁にしちゃいます。
味噌の塩分が多めに加わることで、傷みにくくなりますよ。
味噌汁を食べるときには、お湯を足して濃さを調整してくださいね。
ちなみに、みそを多めに加えた味噌汁は、菌の数が約28分の1まで減少しました。
輪切り・厚焼き・つぶしのたまごサンドで痛みやすいのはどれ?
最後はたまごサンドです。
輪切り・厚焼き・つぶしで、どれもマヨネーズを使用し、パンにバターを塗って作ります。
作り方でどれだけの差が出るのでしょうか?
1番痛みやすいのは、つぶして作ったたまごサンドでした。
ちなみに2番は厚焼き・三番は輪切りです。
つぶしたたまごサンドが傷みやすい理由は、つぶすことでたまごの表面積が増えるから。
マヨネーズとたまごを混ぜるときに、空気も混ざってしまいますからね。
つぶしたたまごのサンドを長持ちさせる方法は、わさびかカレー粉を使います。
わさび・カレー粉には殺菌効果があり、菌の繁殖を抑えてくれるんですよ。
たまご一個に対して、わざび1/3を混ぜてくださいね。
または、わさびが苦手な方や子供には、たまご一個に対してカレー粉を1/3使います。
わさびを加えたマヨネーズ和えは、菌の数が半分に減少しましたよ。
ちなみに、輪切りが1番傷みにくかった理由は、ただ輪切りにしただけなので、調理がシンプルで菌がつきにくいからです。
さいごに
痛みやすい原因がなんとなく分かってきましたね。
一日冷蔵庫に保存しただけで食あたりする可能性があるおかずもあったので、十分に気をつけてください。
うまく傷みにくくする方法を使っていってくださいね。