2020年2月10日のzip!で、小学生のスマホをどう使わせているかの調査を行っていました。
実際に親が困っていることや、最低限守らなければいけないルール、時間の制限や家族で決めるべきことなど、
zip!で紹介していた事柄をまとめてみます。
小学生のスマホの心配と問題
小学生にスマホを使わせて親が心配になったり、困ることは大きく分けて3つあります。
1つ目は、なかなかやめない問題。
だらだらとずっとゲームをしたりして、スマホを手放さない子供が多いみたいです。
2つ目は、何を見ているのか分からない問題。
ゲームをしているのかSNSをしているのか、スマホで何をしているのか親からしたら分かりません。
そこがかなり不安になります。
3つ目は、親の言いつけを子供が守らない問題。
あらかじめ時間や場所を決めているのに、平気で約束を破る子供が多いようです。
ちょっとだけだから~と言った感じで、本人は破ったつもりもないのかもしれません。
ここで重要なのが、親も「しょうがないなぁ」と思ってしまわないこと。
すると、子供も「破っても大丈夫なんだ」と思ってしまうからです。
スマホを小学生に使わせる時の対策は時間制限
実際に、スマホを小学生に使わせる時は、対策として時間制限をとっている親がたくさんいます。
例えば、ドコモやAUなど、大手キャリアにはあんしんフィルターというサービスがあります。
あんしんフィルターは、親が遠隔操作でアプリごとの使用を制限できたり、曜日ごとにスマホの使用時間を設定できたりします。
そのため、例えば「ゲームは○時から○時までしか使えない」などの制限をかけることができます。
また、iPhoneの場合は、スクリーンタイムという設定があります。
こちらは、親が遠隔でアプリごとの使用時間まで制限することができる機能です。
さらには、スクリーンタイムで、子供が一日何時間スマホを使用したかをチェックすることができます。
アプリごとの使用時間まで細かくチェックできるので、親からしたら安心ですね。
スマホのルールを初めに決める
スマホを小学生に持たせる時には、まず最初に家族でルールを決めることが重要です。
スマホのルール決めには、大切なことが3つあります。
1つ目に決めるのは、使う場所です。
リビングのみや、寝室には持っていかない、自分の部屋には持っていっていいなど、使っていい場所を一番最初に決めておきましょう。
ルールを決めるとき、まずは子供の方から先に意見を話してもらいましょう。
次に親が話し、すり合わせてルールを決めていってください。
決めたルールは忘れないように、しっかり紙などに書き出しておいてくださいね。
2つ目に決めるのは、使う時間です。
スクリーンタイムで休止時間を決めたり、何時から使いたかったりと、話し合ってみてください。
3つ目に決めるのは、罰則です。
ルールを守れなかったとき、どうするかをきちんと話して決めておく必要があります。
例えば、携帯を1日没収だったり、厳しく一週間没収したりと、いろいろなやり方があります。
3つを決めたら、あとは細かいルールも決めておくといいでしょう。
例えば、課金できないよう設定する、ロックパスワードは家族にも教える、などです。
小学生がスマホを使うとき守るべき最低限のルール
最後に、小学生がスマホを使うときに守るべき、最低限のルールも伝えておきましょう。
プライベートな情報を送らない(載せない)
人が傷つく言葉を送らない
SNSを通じて知らない人とやりとりすると、オフ会などに誘われることもあるかもしれません。
しかし、大人ならともかく、まだ小学生には危険すぎます。
社会の経験値を上げるまでは、知らない人とのやりとりは禁止しましょう。
また、ネット上から特定されたりしないために、プライベートな情報は送ったり載せたりしないようにさせましょう。
言葉や文章も、実際に言うのと文字だけでは相手の受け取り方が変わってきます。
しゃべり言葉とは違うのだと教えておきましょう。
さいごに
現在の小学生のスマホ所持率は、小1と小2は3%、小3は12%、小4は18%、小5は15%、小6は22%となっています。
小学校卒業のタイミングでぐっと増え、中1でスマホ所持率65%という結果になっています。
夜遅くまで塾に通う子供もいますし、スマホを持っていたほうが安心する親もいるのでしょう。
小学生に安心してスマホを使わせるためにも、時間制限やルールなどを守って、正しい使い方を学ばせてあげてくださいね。